柴犬・千春のほわいと・そっくす

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 マンションでの室内飼いで、犬(動物)アレルギーのケントと千春は共存しています♪

 フェレット2匹が家族になって、益々アレルギーが悪化中です。

 症状は、気管支ぜんそく(のようなもの。初期症状が見られる)です(便宜上、気管支喘息と表現します)。
朝方になると、ひどく咳き込んで呼吸がしにくくなります。

 今後、悪化を辿れば、ショック死する可能性もないとは言えません。
 体は日々、戦っていますが、千春はわたしたちの心を癒してくれ、心を健康にしてくれます。

 犬を通しての体験談ですが、動物全般の話につながるかと思います。

 Thanks!
おくすり100番

アレルギー体質

 ケント(夫)は、ハムスターのひどいアレルギー持ち。
玄関でハムスターを飼っていたのに、朝方になると寝ている間に呼吸困難になったそうです。

 引越し先を探しているとき、2人とも犬を飼うことを望みました。
今のおうちもペットOKのマンションでなければ、購入していなかったと思います。
それほど犬を飼うことに固執していました。

 けれど、もしかして、犬アレルギーかもしれない・・・。
犬を飼ってから、アレルギーが出たなんていう理由で犬を手放すような無責任なことはしたくなかったので、ケントはアレルギー検査を受けに行きました。

 行ったのはかかりつけの内科(呼吸器科併設)です。
 ただアレルギー検査を受けるだけでは保険がきかないらしいのですが、体調が悪いことを理由に、ついでにアレルギー検査を受けるという方法で保険適用させました。

 もし、動物アレルギーかな? と思って病院に行く場合、症状によって、受診する科を選べばよいと思います。
(例えば、皮膚にトラブルが発生したら皮膚科。総合病院なら、とりあえず内科へ行けば、そのあと、適切な科へ回してくれると思います)
 詳しく調べたいときには、専門のアレルギー科へ(犬アレルギーでもアレルゲンとなるものは複数あるので。下を参照)。
それ以外だと、一般的なアレルギー検査しか受けられないこともあります。

アレルギー検査

 アレルギー検査の結果で、犬アレルギーだと判明・・・・。
しかも、上皮の擬陽性

 犬のアレルゲンは、体毛、皮屑、唾液、尿の4種類あります。
  上皮(皮屑)というのは、人間でいうフケ。
皮膚を持つ動物は、当然、出てきて当たり前のもので、避けようもないことです。
  このアレルギーとなると、「犬を飼ってはいけない」と言われたのも同然です。
医師に、「犬に近寄ってはいけない」と釘を刺されて帰ってきたケントは、ひどく落ち込んでいました。

 ほかの検査項目からも、ケントは動物に対してアレルギーを持っていることが分かりました。

 病院が契約している検査会社(?)によって、検査項目が変わります。
詳細に調べたい場合は、事前に病院に確認した方がよいです。
 ちなみに、そのあと2つの病院へ行きましたが(計3病院)、いずれも上皮しか調べられませんでした。
 なので、ケントは上皮以外のアレルギーがあるのかどうか、分かりません。

そもそもアレルギーとは?

 アレルギーは、アレルギーとなる物質(アレルゲン)によって起こります。
アレルゲンとなるものは、動物、食物、植物、ハウスダストなどなど。
 体には免疫機能というものがあり、アレルゲンに対してIgE抗体が作られ、それによりアレルギー症状が出たりします。

 アレルギー検査でアレルギー反応があったからと言って、必ずしもアレルギー症状が出るとは限りません。
 また、個人差があり、アレルギーの出方が異なったり(湿疹、喘息など)、病状も弱かったり強かったり、様々です。
 ケントの場合、皮膚や目、鼻などに症状は出ず(元々、鼻炎気味ですが)、気管支喘息のみです。

・アレルギーの免疫機能は若いほど強く持っている(アレルギー症状がでやすくなる)
 有名なのは幼児の食物アレルギー。
小さいときはひどい症状が出ていても、小学校に入る頃には9割の子供が改善されるように、成長するにつれて、アレルギーが改善されることがあります。
 しかし、ケントのように大人になってから、アレルギーが出てしまうことがあります。
わたしも成長とともに体質がかわり、「アトピー体質」「じんましん体質」になりました。

・乳幼児のときから動物の多頭飼いをしている家庭で育つと、他のアレルギーに対しても免疫力があがる

・精神的なものでアレルギーが出たり、症状が悪化する。
 大人になってアトピーが悪化した友達が検査を受けると、「小麦アレルギー」だったことが判明。
 しかし、彼女は「小麦がダメだったら、何も食べられない! そんなのはイヤだ!」と逆に開き直って、気にせず小麦を摂取していると、アトピーがかなり改善されたとか。
 「自分はアレルギーだから・・・」と気にして生活するよりも、前向きな態度一つで、改善されることもある証明です。
 
・体力が低下していると、アレルギー症状が出やすい。
 ケントは仕事が忙しかったり、風邪をひいたりして体調を崩すと、すぐに気管支ぜんそくが出ます。

・動物を飼うことで、埃・ダニが部屋にわき、ハウスダストやダニアレルギーによる症状が出ることがある
 動物アレルギーを持っているからといって、必ずしも症状が動物によるものとは限らないことがあります。
 家を清潔に保つことが、アレルギー対策の第一歩です。

・マンションなど密閉された空間では、アレルギーが出やすくなる
 窓を開けてまめに換気したり、ずっと換気扇をまわしっぱなしにするなどの対策が必要です。

・アレルゲンに接触することで、アレルギーが治ることもあれば、症状が悪化することもある

犬が飼いたい!

 諦めきれなかったわたしたちは、ネットで犬アレルギーのことを調べ、どうにか犬を飼う方法を探しました。

・アレルギーの出にくい犬種を選ぶ

 どの犬も皮屑が出るわけですが、体毛のアレルギーも視野に入れ、体毛が抜けにくい犬種を選ぶことに。

 ケントが飼いたがった柴犬には、換毛期があるため、普段は抜けにくいことが判明。
けれど、全く抜けないというわけではないし、換毛期にはとてつもなく毛が抜けるので、その時期は地獄です。

・最も体毛アレルギーが出ない犬種:ヘアレスドッグ(体毛のない犬種)
・アレルギーが出にくい犬種:プードルなど(毛が延び続けるため毛が抜けにくい)
・アレルギーの出やすい犬種:ダックスフンドなど(2〜3日で体毛が抜け変わるため、常に毛が抜けている状態。ダブルコートではなく換毛期がない、毛の伸び続けない犬種は、これに当てはまるかも)

・こまめに掃除をする(毎日、症状によって何回も)

・空気清浄機を置く(HEPAフィルターのもの)

・犬に服を着せ、皮毛を落ちにくくする(犬に負担をかけない程度に)

・マメにブラッシング

・週1回、お風呂に入れる
(それ以上は、犬の皮毛を痛めます。また、安物のシャンプーを使わないように)

・室内ではなく、外で飼う

 まだ、擬陽性レベルであることに賭け、外で飼う以外のことを実行することで、犬を家族に迎え入れることに決めました。

千春が来る

 それからすぐに千春を飼いはじめました。
 引越し前は1Kという狭いアパートで一緒に生活を送る日々。
それでも、ケントにアレルギーと思われるような反応は見られませんでした。
 かえって、1日中、千春と一緒に過ごすわたしの方が、目がかゆくなったりしたほど。

 マンションへの引越しと同時に除菌、空気清浄、換気機能のついたエアコンを念のために購入
 しかし、入用で空気清浄機までは手がまわらず、ケントもいたって元気なので、わたしたちもこのままアレルギーがでないものと思い込んでいました。

アレルギー?

 新しいマンションでの生活に馴染みはじめた頃、ケントが咳をしだすようになりました。
タバコの吸い過ぎ? 風邪? 春だし花粉症?? まさか犬アレルギー?!
 けれど、断続的なので、あまり気にせず、過ごしていました。

 それが一転したのは、引越しして2ヵ月後、千春を飼いはじめて2ヵ月半経ったころです。
睡眠中、朝方に咳き込むようになりました。
ハムスターのアレルギーが出たときと同じ状況。
千春も寝室にいるときは、特にひどく咳き込むので、アレルギーが悪化しているのだと確信しました。
 症状が出てなかったので安心しきり、換毛期が終わってから、掃除をマメにしなかったことを考えると、悪化してきても当然だったのかもしれません。

 幸いなことに、睡眠中以外は、ケントに症状がないので、千春との共存が断たれたわけではありません。
いえ、ケントにアレルギーがあることを分かって飼ったのはわたしたちなので、どうやっても共存する方法を見つけなければいけません。

対策1

 とにかく、「症状が出た=家の環境が悪い」というところから考え、色々、対策を練ることに。

・千春は寝室の出入り禁止
・ハウスダスト用のファブリーズをベッドに念入りにスプレー
・毎日、掃除機をかける
・布団に掃除機をかける
(布団専用の吸い込み口を購入)
・窓を開けて、換気
・家の中にある換気扇は常時回しっぱなしにする
・空気清浄機を購入し、寝室とリビングに設置して、1日中、かけっぱなしにする
・エアコンの外気との換気機能を使う
・マスクをして寝る
・じゅうたんを撤廃

・ラグ(玄関マットなど含む)をまめに掃除したり、洗ったりする

 これだけのことをして、1日目は咳一つ出ずに過ごすことができたものの、次の日には、朝方になってから、数回、咳をしているケント。
 結局、その後もケントの体調はすぐれず・・・。

再度、検査

 ケントは病院へ。
インターネットで検索して、アレルギー科のある病院へ行くことにしました。

 この病院に行って、ケントは元気をもらって帰ってきました。
医師は、「蓄積されて、段々、症状が重くなるから、本当は犬を飼わない方がいいんだけど……」という話をしつつも、色々と対策法を教えてくれました。

 そして、なにより励みになったのが、猫アレルギーを持ちつつ、猫を飼っている看護婦さんの話でした。
「大変ですけど、今はいい薬もあって、症状を抑えることも出来ますから……みんなにはいい加減にしなさいって言われてますけどねぇ」
と明るく話す看護婦さんに、ケントは一筋の光が見えたようです。

 「もちろん、かなり努力しないとダメみたいだけど」と言いながらも、今までと違う柔らかい表情を浮かべるケントに、わたしもほっとしました。
何より、一番、苦しんでいるケントが前向きになってくれないと。
わたしはケントが苦しんでいるのを理解してあげることはできても、苦しさを共有してあげることはできないから。

 病院も選ぶべきだとつくづく思いました。
「犬を飼うのをやめなさい」としか言わない病院はさっさとやめて、気休めかもしれないけど、ちゃんと相談に乗ってくれ、共存できるよう助言をしてくれる医師のいる病院を探しましょう。

対策2

 この病院で『塩酸エピナスチン錠20mg「アメル」』を処方してもらいました。
朝、食後に服用。
 そのうち、薬が効かなくなってくる可能性もあるので、薬だけに頼らないようにはしたいと思います。

 そして、医師に教えてもらった対策方法も実行。

寝室に皮屑を持ち込まないよう、寝室に入る前に・・・、
・着替える
・足を拭く

 もちろん、一緒に寝室で寝ているわたしもです。
空気清浄機を部屋に置いてから、寝室のことを「無菌室」と冗談めいて言っていたけれど、あながち外れてはいなかった。
 足を毎度毎度拭くのは面倒なので、それはさておき、寝る直前に他の部屋で着替えてから寝室に入るようにしました。
 また、皮屑を撒き散らさないよう、千春は、なるべくリビングのみに居させることにしました。

 ケントは、他にも、寝ているときだけでなく、家の中ではマスクを着用するようになりました。
 マスクは、布製のだと清潔に保つのが難しいので(洗って、干したり、保管しているうちに、また余計な雑菌や埃がつきそう……)、薄手で、顔にフィットする使い捨てタイプのマスクを使うことにしました。
 また、ケントは寝る直前にお風呂に入り、そのあとは、千春に触れないよう気を遣っています

検査結果

 病院に行ってから1週間後、検査結果が出ました。
犬の上皮アレルギーは悪化していて、擬陽性(レベル1)からレベル3にパワーアップ。
 ついでに、前回、犬より低かった猫アレルギーの方が、数値が高くなっていました。

 この1週間、睡眠中、朝方に咳が出たり出なかったり。
やっぱり、掃除をサボると出やすくなるよう……。

 また、意外にマスクが効果発揮
とにかく家にいるときにずっとマスクを着用。
特に、睡眠時にマスクをしていると、咳が出にくくなりました。
皮屑を吸い込まないようにすることが大きなポイントのようです。

 『塩酸エピナスチン錠20mg「アメル」』はケントには副作用があり、朝に飲むと、仕事に支障が出るぐらい倦怠感が起こるようで、夜に服用することに(これは病院側の説明不足)。
 環境(掃除とマスク)を整える方に力を入れ、薬に頼らないよう心がけたいところ。

 なんとか共存の光は見えてきたけれど、通っている病院が少々遠いので、近くの病院(内科)に変えようかと思っているところ。
 元々はアレルギー科があると知り、その病院へ行ったのですが、アレルギー科の看板のないただの内科だったので……。
 それならば、これから、長くお付き合いをしていかなければいかないので、近い病院に限るかも? と思いました。

別の医師の見解

 それから、マメとは言えないけれど、掃除機や拭き掃除で家の中を掃除したり、常に部屋を換気したりして過ごしている日々。
 ケントは、家の中でのマスク着用もすっかり慣れ、ついうっかり、マスクをしたまま出かけることも多々あるぐらい。
 しかし、それでもやはり朝方になると咳き込み、一旦、咳き込むと長引くようになりました。
結局、1日おきに寝る前に薬を服用するようになりました。

 別件で内科・皮膚科のある病院へ行ったケントは、ついでにアレルギーの薬ももらってきました。
塩酸エピナスチン錠20mg「アメル」』の副作用のことを相談すると、『アレグラ錠60mg』を処方してくれました。
1日2回のものですが、医師の承諾を得て、夜のみ服用することにし、様子を見ることにしました。

 そこの医師は、
「早く犬を手放しなさい」
とあっけらかんと言ったそうです。
ケントが浮かない顔をしていると、
「自分の命と犬とどっちが大切? 急激に悪化すると、ショック死することもあるんだよ?」
とケントを叱ったらしいです。
 確かに、ほかと比べものにならないぐらい命は大切なものだけれど、家族の一員となった動物を手放すのも相当の覚悟がいります。

 その医師は他の医師とは違って、動物のアレルギーが一つでも出れば、他の動物のアレルギーも連鎖して出てくるという見解を持っていました。
 確かに、ハムスターアレルギーが出てから、犬アレルギーも出ました。
犬アレルギーの数値が上がったのと同時に猫アレルギーの数値も上がりました。
けれど、実際はそれぞれ違うものなので、一意見として聞いておくことにします。
(その後、この医師も愛犬家だということが分かり、「一戸建てのうちは住み分けができているけれど、それができないのが辛いね」と雑談を交わしたそうです。医師の立場に立てば、体のことを心配して当然だったのですね)

朗報! 乳酸菌

 2004年7月8日付けの朝日新聞にアトピー性皮膚炎と小児ぜんそくについての記事(ビオフェルミンの宣伝記事)が載っていました。

 そこには、
・小児アレルギー患者の腸内には、乳酸菌が少なく、乳酸菌の摂取により症状が改善する可能性がある。
・乳児への抗生物質の投与は、IgE抗体の増加と相関するので注意する必要がある。
・乳酸菌を摂取している妊婦から生まれた子は、アレルギー疾患の発生率が低くなる。
・「ビフィズス菌G9-1株(ビオフェルミン製薬)」にアレルギー疾患を根元から治療する可能性がある
(感染防止に働く「IgG」など他の抗体には影響せず、アレルギー症状を引き起こす「IgE」のみに作用する)

という研究結果が書かれていました。

 犬アレルギーで気管支喘息が起こるケントには朗報であり、希望の光。
ここ近年、花粉症にヨーグルトが効くとされてきたけれど、犬アレルギーにも効く可能性があるのです。

 ということで、千春の胃腸虚弱対策にやっていたプレーン・ヨーグルトビオフェルミンを、ケントも摂取してもらうことにし、様子を見たいと思います。
 ちなみに、『アレグラ錠60mg』は夜のみの服用でも効いているようで、副作用もないようです。

肝機能検査、異常なし

 夏になり、家の中でマスクをしなくなってからは、薬がアレルギー対策の基本となりました。
 あまりヨーグルトがお好みではないケントにはヨーグルトは続きませんでした。

 副作用が少ない『アレグラ錠60mg』を2日に1回、夜のみの服用していたものの(本当は1日2回服用)、どうしても眠気がおこるので、薬を変更してもらいました。
 『クラリチン錠10mg』は眠気やだるさの副作用が少ない薬で、1日1回寝る前に服用。
今までどおり、これも2日に1回で飲むことにします。
 3回目の薬変更で、やっと体に合うものに出会えたようで、倦怠感はなくなったようです。

 念のため、ずっと薬を服用しているので、肝機能検査をしました。
長期で薬を服用する場合、肝臓に問題が生じる可能性があります。
 肝臓は異常なし。
アレルギー検査も前回と変わらなかったので、一安心です。

気管支喘息の治療

 平穏無事な生活は長くは続かず、毎夜、薬を飲むようになりました。
それも効果なく、朝方、気管支ぜんそくで、咳き込む毎日。

 病院に行って、『アレグラ錠60mg』と『パルミコート200 タービュヘイラー』を処方してもらいました。
 『パルミコート200 タービュヘイラー』は、ステロイド吸入療法です。
小学校のときに習った笛みたいなマウスピースで、薬を吸引します。
 また、ケントには合わなかった『アレグラ錠60mg』を再び飲むことも心配です。
クラリチン錠10mg』は、副作用が少ない分、軽い薬だったみたいです。

 まだ、薬でなんとかなっている分、わたしたちは幸せなのかもしれません。
でも、徐々に悪化を辿っている現実を通して、未来がちょっと不安になってきました。

安定

 その後、悪化の一方を辿るのではないかと危惧していたのですが、一応は落ち着きました。

 もう、環境云々の話ではなくなり、今は症状が出始めたときに薬で対処するという方法で暮らしています。

 けれど、一つ分かったことがあります。
アレルギーは治らないけれど、上手く付き合っていく方法を。
それは、心身ともに健康でいること。
風邪を引いたり、仕事が忙しかったあとに来る疲労などで体調がよくないと、真っ先に症状がでるようです。
そうでなければ、部屋が汚くても薬を服用せずに過ごせることが多いです。
千春の換毛期でもアレルギーの症状がでないときもあります。

 結局、今、犬アレルギー対策でしていることは、
空気清浄機をずーっとかけっぱなし
にしているぐらい。
 マスクもせず、マメに掃除もせず、千春も時々寝室に入ったりしても、今のところは大丈夫。

 闘病(?)生活を体験したからこその開き直りもよかったのかもしれません。
一生、付き合っていく病気。
神経質になっても仕方のないことです。
何より、千春の存在がケントの大きな活力になっているので、犬アレルギーに負けていてはどうしようもないですから。

新しいペット

 動物全般にアレルギーを持っているケントのことを知りつつも、わたしは新しい家族を迎え入れました。
それはフェレットです。

 もちろん、フェレットのアレルギーも存在します。
一般的にはフェレットのアレルギー検査はできないので、ケントにフェレットアレルギーがあるかどうかは分かっていません。
けれど、調べられる範囲では動物全般アウトなので、フェレットアレルギーもあると思っています。
 フェレットのアレルギーについては、アレルギー専門の科であれば検査できることもあるようですが、とても少ないようです(アレルゲンを持ち込んで検査してくれるところなら調べてもらえると思います)。

 フェレット1匹目と暮らしはじめて10ヵ月後、2匹目をお迎えしました。
すると、すぐにアレルギーが悪化しました。
 家にいるときは、咳、鼻水、鼻づまり、目のかゆみ、皮膚のかゆみとあらゆる症状が出始める始末。
喘息の初期症状も見られるとのこと。
発作を抑える薬までいただくほど、症状が悪化しました。

 自宅に戻ってくると症状が出るので、動物アレルギー以外考えられません。

 普通に掃除するだけでは暮らせなくなりました。
とりあえず、すぐに対処できることを実行しました。
家ではマスクをして、空気清浄機とエアコンの換気機能を24時間かけっぱなしにしました。

 空気清浄機よりもエアコンの換気機能の方が、我が家においては効果が出ました。
エアコンの方が広範囲で空気を清浄してくれるようです。
 空気清浄機は部屋の間取りや家具の配置、空気清浄機の配置場所によって効果に差があるので、うちではカバーしきれていなかったようです。
 ちなみにどちらもシャープ製です。

 今はそれらとお薬でなんとか暮らしています。

 もしかしたら、いつか動物と暮らせなくなる日が来るかもしれません。
そんな危機感を抱き始めました。

これからも戦いは続く・・・。

最後に

 動物アレルギーの一番の対処法は、もちろん動物に接触しないことでしょう。
 しかし、動物好きにとっては、そんな単純な問題ではありません。
特に動物を飼ってから、アレルギー症状が出てしまえば、深刻な問題です。

 そこで、体質と長く付き合っていく、アレルギー症状の改善という視点を持てば、沢山ある対処方法の中から、自分が選ぶべきヒントがあるかと思います。
見ずとも近くに動物がいるだけでアレルギー反応が出たり、それがショック死を引き起こすかもしれないほど、ひどい症状でない限り、共存していくすべは必ずあると思います。

 症状の度合いによっては、かなりの努力が強いられるかもしれません。
特に室内飼いだと、試行錯誤が必要だと思います。
また、家族の協力も必要不可欠です。
 掃除機は1日1回どころか、何回もかけなければいけないかもしれません。
 犬に触れるときは、服を着替えたり、エプロンを着用したり、体に皮毛・皮屑をつけない工夫も必要性かもしれません
 清浄機、エアコンを購入したり、掃除しやすいようにフローリングにしたり、大きな出費があるかもしれません(でも、それはペットの行動範囲を狭めることで経費を抑えられます。例えば、リビングのみ、玄関のみで飼うなど)。
 手間もお金もかけて努力しなければいけないのは、ペットを飼う責任だとわたしは思います。
 お庭があるのならば、(これから飼う場合は)希望の室内犬をやめて、外で飼える犬種を選ぶことも一つの方法です。

 よく、「外で飼える犬」でこのページがヒットしているようですが、常識的に考えると、小型犬は外で飼うには不向きだと思います。
あとは、環境次第ではないでしょうか。
大型犬でも暑さに弱ければ、冷房の効いた家の中で過ごす方がいいと言えますし、雪が積もったりするところなら、寒さに強い犬種でなければ、冬場、外で飼うのはきついと思いますし・・・。

 動物アレルギーの陽性で、何らかの症状が出たからといって、必ずしもそれが原因とも限らず、実は動物を飼うことで発生しやすくなったハウスダストやダニによる影響だったりすることもあります。
動物を飼うことで違うアレルギーを誘発することもありえます。

 ある動物アレルギーの実体験を書かれたものがありましたが、「動物アレルギーはない」と断言されていました。
それは、動物を飼うことで多く発生するダニやハウスダストを除去すれば治るなどの理由からでした。
 しかし、寒いところではダニが育たないため、動物が喘息のアレルゲンになるという研究結果がでていますので、一概にそうとは言えません。

 必ず病院で受診し、家庭環境や身の回りのことを振り返って、一つずつ解決して、原因を特定することが大切です。
 なんにせよ、基本は、居住環境を清潔に保つことがポイントだと思います。
 そして、アレルギーの症状によって、動物の飼い方、接し方の見直しが必要となります。

 しかし、悲しいかな、努力しても、家族が協力してくれても、症状が改善されず、ペットを飼えない状態になってしまうこともあるかもしれません。
泣く泣く手放すことになっても、仕方のない場合があるのも現状です。

 現にショック死という、取り返しのつかない症状もあるので、命と引き換えにしてまで頑張れとは言えません。
 だからといって、症状が出たからとすぐに共存することを諦めず、努力したうえでどうするかを決めて欲しいと思います。
 動物の一生は、人間に比べると短いものです。
命にかかわらない症状、また、何らかの形で対処できるうちは、ペットが生きている間、我慢して生活することは無理なことでしょうか?

 もし、どうしても手放さなければいけない状況になったとき、保健所という動物の未来を奪うような方法ではなく、可愛がってくれる人に譲渡することは当然のことだと思います。
 もし、保健所へ渡すつもりであれば、獣医さんに行って、自分の目の前で安楽死させ、看取ってください。
保健所に連れて行くということは殺すことと同じです。
 最初は希望に満ち溢れて飼ったはず。
何か問題が起こってから厄介払いすることは、飼育放棄の理由になりません。
飼った責任というものはそういうものだと思います。

 アレルギー体質の方は特に、犬を飼う前に、アレルギー検査を受けてみてください。
また、ご家庭に子供さんがいる場合は、子供さんのアレルギー検査も必要だと思います。
大人なら我慢して過ごそうとされる場合も多いのですが、子供にアレルギーが出た場合、犬を手放すことで解決しようとする親が多いようです。
 ペットを飼う前に万が一の最悪な状況も考えて、それにどう対処するつもりなのかも考えておいた方がいいかもしれません。
これは飼い主のアレルギーに限らず、犬が病気になったときのお世話や経済面、10年後の自分たちのことも考えて、犬と暮らしていける環境が保てるかということも含みます(ご老人がまだ自分は若いと思って大型犬を飼い、10年後、体力がなくなり老犬の世話ができなくなって保健所に連れて行く人が増えているそうです)。

 そして、検査でアレルギーがあると分かった上でペットを飼う場合は、自分が何に対して(毛? 皮屑?)、どんなアレルギー症状が出るか確かめてみてください。
飼いたい犬種を飼っている人、ブリーダーさんにお願いして、時間をかけて、犬と接触してみてください。
触っただけでアレルギー症状が出るのか、なめられたら症状が出るのか、家に帰ってから症状が出るのか……。
自分のことを把握することが、犬との共存への第一歩だと思います。

 また、今はアレルギーがなくても、いつ、どう体質が変わり、動物アレルギーが出るか分かりません
 もしものときに、ケントの体験談が少しでもお力添えできればいいなと思います。